題 名:話し方で得する人損する人 人間関係が180度変わる!
著 者:五百田 達成
出版社:株式会社 ディスカバー・トゥエンティワン
発売日:2018年8月30日
タイトルにもあるように人間は話し方ひとつで人生は得もするし、損もする。
著者である五百田達成さんはこれまで編集者、広告プランナー、作家、心理カウンセラーと、常にコミュニケーションを仕事にしてきた。そんな「伝えることのプロフェッショナル」な彼があらゆる失敗を繰り返し、経験を重ね、身につけてきたノウハウを詰め込んだのが今回の本である。そこから、私の印象に残った一部を今後紹介していこうと思う。
紹介する得する、損する話し方
1.友達と会話をしている時
損する人 「相手の話をきっかけに自分の話を始める」
得する人 「相手が話し始めたら聞き役に徹する」
例1
友達「先週旅行に行ったんだけど」
自分「へぇー、旅行か〜そういえば最近行けてないな。もう1年以上行ってないかも」
友達「・・・そ、そうなんだ。でね、旅行行ったらね」
自分「あ、でも、旅行といえば最近親が海外行ったらしくてそのお土産がね」
友達「・・・・」
このように友達は旅行について話したかったのに聞き手の自分が「旅行」というキーワードに勝手に反応して自分の話をし始めてしまった。友達は、嫌な思いをし、あなたへの好感度は下がり、もう話したくないと思ったかもしれません。「話したがり」は嫌われます。世の中の人は「話したい」人がほとんどです。相手の話を聞いていても「この話が終わったら、あの意見を言ってやろう」「あ、こんな事を思いついた!」など一見聞いているようでいて、相手の話は全く耳に入っていません。そんな中で、「聞く姿勢」を持てばあなたは周りより頭ひとつ抜けることができる。ぜひ「聞く姿勢」を身につけましょう。
2.要約する人
損する人 「ようするに〇〇でしょと相手の話を要約する」
得する人 「そうなんだと共感しながら話を最後まで聞く」
例2
相手「義母が子どもに会いたがって週末によく家に来るんですけどね・・・『迷惑です』とも言えないし、困ってしまって・・・」
自分「なるほど。要するに、よくある嫁姑問題ですね。簡単ですよ。えっとですね・・・」
要約して返せる人は、一般的に「頭がいい」「まとめ上手」と褒められそうなものです。しかし、プライベートでのおしゃべりでこういう返しをしてしまうと相手はぐったりしてしまう。相手は、「ただ悩みを聞いてほしい」「他愛のない話を共有したい」そう思って話している人が多い。なので、「この人、共感してくれない」「頭のいい事をアピールしているだけなのでは?」と思われてしまう。
「まとめる」より「広げる」ほうが得する話し方
得する人はまず、ひたすら話を全部聞きます。相手は解決策をスピーディーに提案してもらいたい訳ではありません。聞いてもらい共感してほしい。そこで、まず意識して「そうなんだ」「大変でしたね」といった共感の言葉を増やしてみましょう。「広げる」「続ける」方向に持っていくことも得」な話し方である。
今回は2つだけ紹介しました。今後も少しずつ紹介していこうと思う。
話とは誰もが使うもの。誰もが使うものならば「話し方」について学び「得する話し方」を実践して身につける方が絶対いい。ぜひ、皆さんも私と一緒に学び、身につけていきましょう。
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