今回は友人や家族などから悩みをを相談された際の「得する話し方」について紹介する
私のブログを初めて見る方はまず↓の記事を見ていただきたい。
3.あいづちのバリエーション
損する人 「やたらと『なるほど』を連発する」 悪印象度 62%
得する人 「黙ってうなずく」 好印象度 69%
あいづちは相手の話を聞いているという指標になるものである。話していて相手があいづちもせず聞いていたら伝わっているのかと不安になります。しかし、ちゃんとあいづちを打ってくれていても話していて疲れる時がある。それが「なるほど」を繰り返す人です。一見好印象であると思うかもしれないが、実はこれは「損」な話し方である。
「なるほど」には「話を理解しました」「納得できます」「共感します」といったメッセージが込められており好ましいあいづちである。しかし、あまりにも繰り返してしまうと「理解しました」というニュアンスから「はいはい、理解しました」「わかりましたってば」、果てには「わかったから早く切り上げてください」などとプレッシャーを与えてしまうこともある。たたかみかけるように「なるほど」を言ってしまうと、急かしている感じになってしまう。
「なるほど」を利用しがちな人は「オウム返し」
例3
相手「・・・というあたりが問題なんですよ」
自分「問題なんですね」
相手「ひどい目にあっちゃったよ」
自分「ああ、ひどい目に・・・」
すべてを繰り返さなくても相手の会話の一部を繰り返すことで相手は話を聞いてくれていると安心し、話を続けやすくなる。
人はつい、あいづちを打たなければいかないと思って喋っているが、実は黙ってうなずくだけで「聞いてくれている」という安心感を相手に与えることができる。上記で述べた「なるほど」がダメなのではなく単調に繰り返すことによって相手に悪印象を与えてしまうため、あいづちのバリエーションを増やすことで、「得」な話し方になる。
4.アドバイスしない!問いださない!
損する人 「相手の悩みを『よくあることだよ』で片付ける」 悪印象度65%
得する人 「相手の悩みを『一緒に考えよう』と共有する」 好印象度93%
例4−1
相手「・・・というわけで、本当にどうしたらいいか分からなくて。辛いんだよ。」
自分「なるほどね。でもそんなことよくあることだよ。俺だってさ・・・」
愚痴を言ったり、悩みを言う人は「共感」を求めている。共感してもらうことで少しでも癒されたいのである。しかし、上記の例のような返し方は「損」する話し方である。
「仕事ってそう言うものだよ」「家庭ってそういものだよ」と簡単に片付けられて気持ちのいい人はいません。おまけに「俺だって・・・」と話題を取られるようなら「もう相談したくない」と思われてしまう。
悩み相談でやってはいけない2つのこと
1つ目 「アドバイスしない」
人は自分の経験だけをもとにしたアドバイスをしがちである。しかし、言われた方は「あなたに何がわかるの⁉︎」とカチンときてしまう。極端ではあるが、いっそのこと「アドバイスは絶対しない」と決めてしまうのがおすすめである。
大切なのは「どうだろうねえ」「どうしたいの?」のように一緒に考える姿勢を見せることである。対面で向かい合いのではなく、一緒に同じ方向を見る。そして、今まで何度も言ってきたように「相手が話し終わるまで聞き、自分の話やアドバイスはしない」。じっくりと「もう話すことがない」というくらいまで聞いてあげましょう。
2つ目 「問いたださない」
例4−2
相手「フラれちゃってさ」
自分「なんでフラれたの?」
相手「街中で突然絡まれて」
自分「いつ?どんな人?」
人は相手が気持ちを表現するのに精一杯なのに、ついつい自分の好奇心を優先してしまう。相手にしてみれば、話の腰を折られた気分になるでしょう。悩み相談についてよく言われることで、「たいていの場合、答えは相談する人の中ですでに決まっている。」ということがある。最終的に相手が答えを出す、そのための手助けこそが「究極の悩み相談」である。