社会人ノート

仕事や日常生活で学んだこと、そこから考えた想いなどを記録していくブログです

学び効率upのための聴き方

 

今日は、学び効率がupする聴き方について「インプット大全」より紹介する。

 

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学び効率upのための聴き方

 本を読んで学ぶことはとても重要で大切なことである。しかし多くの人は「読む」だけで満足している。読書が習慣化した人は次のステップである、セミナーや講演など直接人から話を聞く、つまり「生で聞く」ことで学びを深めるべきである。そこで、「インプット大全」より話を聴く上で大切なことを3つ紹介する。

 

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目的を持って聞く

 セミナーを聞く前にたった1分でセミナーでの気づきと自己成長を数倍に高めることができる方法がこの「目的を持って聞く」である。具体的にいうと、自分に「今日のセミナーでいちばん学びたいことは?」と問いかけることである。そうすることにより、話がその内容に差し掛かった瞬間に注意のアンテナが立ち集中力がupする。セミナーが始まるまでの時間で、今日のセミナーの目的を箇条書きで3つほど書けば学び効率は10倍以上にupするといっても過言では無い。

 

質問を前提に話を聞く

 これは以前紹介した「AZ前提」でもある。セミナーが終わり質疑応答の時間に「質問がない」ことを多くの人が「理解している」と同義ととらえているかもしれない。しかしこれは全くの逆である。ソクラテスの「無知の知」という言葉があるように、「自分がわかっているつもりになっている」状態は愚かであり、「自分がわからないことを知っている」状態が賢いというものである。「質問が出来る人」は人の話を聞いて、自分は何がわかっていて、何がわからないかを知っている状態である。

 また質問は自分の疑問、理解のあいまいな部分を瞬時に解消、解決することができ、自分を瞬時に自己成長させることができる。そのためには、やはり「質問を前提に話を聞く」ことを意識する。セミナーが終わり3つの質問が言えるように「疑問」「質問」を書き留める習慣をつけることで、「自分の分からない部分どこ?」というアンテナが立つ。

 

傾聴する

 傾聴とは、深いレベルで相手を理解して、気持ちをくみとり共感することである。傾聴することにより、相手の信頼を得て、良好な人間関係を築くことができる。そのためには「相手を尊重し、相手のために聴く」ことが大切である。

 

聴くことに集中する

 「自分が聞きたいこと」を聞くのではなく、「相手が話したいこと、伝えたいこと」をじっくり聴く。相手が話しているのに言葉を差し挟む、相手の発言を否定しない、何かを決めつけるアドバイスや対処法を言うことはNGである。

 

肯定的に接する

 傾聴する目的のひとつは、相手の「自己重要感」を満たすことである。他者から認められる、承認されることで「承認欲求」が満たされ、結果として自己重要感も満たされる。そのためにも、「こんなに真剣に話を聴いてもらえた。自分が受け入れられた。」と相手も思ってもらうように、話を真剣に聴く。

 

具体的な方法
  1. アイコンタクト・・・適度に目を合わせる。「あなたのことを見ています」「あなたに関心がありますよ」ということを伝える。
  2. うなづき、相槌・・・相手の話を聞きながら、タイミングよくうなずくことで、話にリズムができ相手は話をしやすくなる。
  3. オウム返し・・・相手の言葉をオウムのようにそのまま繰り返して伝える。相手は、その言葉を受け止めて、その言葉について深く考え、気づきを促すことができる。

 

音楽を聴く

 勉強をする際「音楽をかけると、勉強がはかどる」と思っている人が多い。しかしこれは間違った考えである。英グラスゴー・カレドニアン大学の研究によると、記憶力、注意力などを調べる認知機能検査を行ったところ、音楽や雑音がある群は、「無音」と比べて全ての検査得点が低下したと結果になった。これは人間の脳が一度に2つのことをこなす「マルチタスク」ができないことからである。「勉強する」と「音楽を聴く」ことを同時にしているためである。

とはいえ、好きな曲を聴きながら勉強するとはかどる気がするのはなぜか?それは、音楽には脳を活性化して短期記憶を向上させる力があるからである。この性質を活かした勉強法の一つとして、勉強前10~15分間自分の好きな曲を聴き脳を活性化させて、静かな場所で勉強をすることで学習効率は大きくupする。

 

「作業」「運動」するときは音楽を聴く

 勉強中に音楽をかけると学習効率が低下すると言ったが、これは記憶力や注意力に限る。しかし、作業スピード、運動、気分に対しては話が変わってくる。手順や段取りが決まっている作業、あまり頭を使わない作業に関しては音楽はプラスに作用する。音楽は人間に同期反応を誘発し、音響リズムが運動リズムを引き起こすことが検証されている。自分の運動リズムに合わせたテンポの曲を選ぶことで、音楽の運動への効果を最大化することができる。

 音楽は、「作業」「運動」に対してはプラス「勉強」「記憶」に対してはマイナス

 

 

感想

インプットの方法の一つの「聴く」ことについて学ぶことができ、重要性を再認識できた。「聴く」ことは「読む」ことの次のステップであり、学びをより深くするために非常に必要なものであると分かった。より良い「聴き方」をするためには、目的(ゴール)を決めて聴くことに集中し、質問や疑問を常に考える。また音楽を聴くことで得られる効果を理解し最大限に活かすことが最高の「聴き方」だと感じた。ただ「聴く」だけでなく意識して聞こうと思う。