社会人ノート

仕事や日常生活で学んだこと、そこから考えた想いなどを記録していくブログです

自分を変える第四の習慣

 フランクリン・R・コヴィー監修の「7つの習慣」より第4の習慣を紹介する。

これまで紹介した1〜3の習慣は「私的成功」に必要なものだが、これから紹介する4〜6の習慣は、高度な依存関係(相互依存)を築くために必要な習慣である。これを「公的成功」という。

 

 

第四の習慣 「Win-Winを考える」

 多くの人は“交渉”には、勝者と敗者が存在すると考える。しかし、自分の利益ばかりを考えていては、周囲の信頼を勝ち取ることはできない。

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人間関係の6パターン

 Win-Winとは「自分も勝ち、相手も勝つ」ことである。交渉をする上で双方にプラスとなる関係のこと。上記の「人間関係の6パターン」で世の中に蔓延しているのは「Win−lose」である。例えば、自分の利益のために相手に無理な取引を強いいったり、上司が楽をするために仕事を押し付けると言った行為が、「Win−lose」に当てはまる。

 

「豊かさマインド」を抱く

 Win-Winの関係なんて実際は無理や、不可能と考える人は多いと思う。こういった心を「欠乏マインド」という。例えば、人の成功に対して「おめでとう」と称えながらも、内心では嫉妬しているといったものがある。この「欠乏マインド」「豊かさマインド」に切り替えるだけで、幸せの量は一定ではなく、新しくつくり出していけるという考え方に変わる。

 

「信頼口座」の残高を増やす

 私たちは、毎日のように会う同僚や先輩には話せない内容でも、家族や数年ぶりに会う旧友にはうちあけられる。そこには、「信頼口座」の残高が十分高いからである。信頼口座の貯えを“散財”している人は、いつまでも人から尊敬されず、「公的成功」の第一歩である、Win-Winはつかめない。そこで、信頼残高を増やす6つの方法を紹介する。

①相手の価値観や重視していることを本当に理解しようとする

②小さな思いやりや礼儀を大切にする

③約束を守る

④お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにする

⑤誠実さを言動で示す

⑥あやまちは心から謝る

これらは当たり前なことだがみんなできていない。この6つのことを実行することで、良好な人間関係を築くことができる。

 

感想

 私は、日々の生活の中で大事にしている考えは「自分がされて嫌なことは相手にしない」ということである。この考え方は正しいと思っていたが、よく考えると自分の事しか考えていないのではないのかと、この本を読んで思った。私の考えが完全に間違っているとは思わないが、人はそれぞれ考え方が違うのでその人に合った対応をしなければ、Win-Winの関係を築けないと思った。今後は、もう少し相手のことも考えつつ、自分のことも考えて行こうと思う。