社会人ノート

仕事や日常生活で学んだこと、そこから考えた想いなどを記録していくブログです

自分を変える第三の習慣

 フランクリン・R・コヴィー監修の「7つの習慣」より第三の習慣について紹介していく。

 

第三の習慣 「最優先事項を優先する」

 「最優先事項を優先する」とは、結論として「緊急でないが重要なこと」に時間を使おうということである。「最優先事項を優先する」と聞いたら多くの人が、「時間を管理する」ことと考えるだろう。しかしこれは間違っている。「時間」とは、自分の意思に関係なく刻々と進むものである。管理しようとしてもできるものではない。時間を管理しようとしている人は、スケジュール表に隙間なく予定を入れている。しかし、スケジュール重視だと大事な作業でも「時間が来たから終わり」となり、重要な事柄がいい加減に済まされてしまう。これでは、時間を管理しているのではなく、時間に管理されている。また、スケジュールに空白があると、そこを「何をしてもいい時間帯」と勘違いしてしまい、「自由時間」をダラダラと過ごしてしまう。

 

人間活動の4つの領域

 

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人間活動の4つの領域

 上記の表は人間の活動を重要度・緊急度で分類した4領域である。私たちは主に第1領域の活動に時間を割いている。これは、緊急で重要なことなので当たり前なことである。だが、忙しくて疲れが溜まるので、第1領域は長続きしない。そこで、多くの人は、第4領域に逃げ込んでしまう。コヴィーは人生を充実させるには、第2領域により集中することが必要と言う。ここは、成長に必要な活動や、第1領域の事柄の準備ともいえる。この領域を増やすには、第3・4領域を減らすことが必要である。第2領域に時間を費やすことで、第1領域へ費やす時間も減ってくる。

 

 ただスケジュールを作るのではなく、1週間の始まりに自分の役割を理解した上で目標を設定する。そこから、4領域に当てはめてスケジュールを埋めていくと良い。

 時間にとらわれすぎて本末転倒な人生にならないようにするためには、「緊急ではないが重要なこと」は何かを把握し、そこに時間を費やすことが大切である。