アウトプット大全より
人は、朝起きてから2〜3時間は「脳のゴールデンタイム」といわれ、1日の中で最も集中力の高い時間帯である。そんな貴重な時間を使ってその日1日の「TO DOリストを書く」のは、「最も重要な仕事」と位置付けて良い。
TO DOリストのメリット
1.1日の仕事の流れが確認できる
TO DOリストは、今日1日ですべき仕事、業務、タスクが列挙されたリストである。
つまりそれをすることにより、1日の流れをイメージすることができる。それは、「成功イメージ」のイメージトレーニングといってもいい。
3分間でTO DOリストを書きながら、1日の流れを確認し、効率の良い仕事の割り振りを設計する。それをすることにより、仕事効率は何割も変わってくる。
2.集中力が途切れない
TO DOリストを書かない人は、ひとつの仕事が終わったら「次になんの仕事をしよう?」と考える。この瞬間高まっていた集中力は、ゼロにリセットされる。途切れた集中力を回復するには、何分もかかると言われているので、ひとつの仕事が終わるたびに、時間をロスしていることになる。
TO DOリストさえあれば、それを1秒見るだけで次に何をすべきかがわかる。そのため、高い集中力、トップスピードのまま、次の仕事にバトンがわたる。
3.うっかりミスがゼロになる
仕事が立て込んでいると、会議の予定や書類提出の締め切りをうっかり忘れていたというミスが発生しやすくなる。
TO DOリストはそういった「うっかりミス」を限りなくゼロに近づけてくれるツールである。
4.ワーキングメモリの容量が増える/仕事が効率化する
人間の脳が一度に処理できる情報量(ワーキングメモリ)は限られている。同時に処理できるのは、せいぜい3つまで。多くのことを同時にしようとすれば、脳はほとんど機能停止状態になる。
本人は気付いていないかもしれないが、「あれもこれも」の状態になっていると、仕事効率は著しく低下する。
TO DOリストに全てのことを書き出すことにより、脳のワーキングメモリを有効利用できるようになる。目の前のひとつの仕事に全ての集中力を向けることにより、仕事効率は大きくアップする。
TO DOリストの3原則
1.紙に書く/紙に印刷する
TO DOリストを作成するにおいて絶対にしてはならないのは、スマホアプリを使って作成することである。スマホは誘惑の塊である。スマホの画面を見るとメッセージを読んだりニュースを読んだりなどへ脱線してしまう可能性がある。
そんのため、TO DOリストは紙に書くか、ワードなどに書いて紙に印刷すべきである。
2.常に机の上に置いておく
次の仕事へ移行するときは、一瞬で見られるようにしておくことが重要である。
「集中力が途切れない」というのが大きなメリットのひとつであるため、一瞬で見られなければ集中力が途切れTO DOリストの意味がなくなってしまう。
3.達成したら豪快に斜線で消す
リストの1項目を完了したら、斜線を引いて豪快に消すことが良い。それによって、「終わった!」という達成感を味わうことができるためである。モチベーションの源となるドーパミンが分泌されて、「次も頑張ろう!」と意欲が高まる。
私自身TO DOリストを活用できていないので少しずつ自分のI日のルーティーンにしていこうと思う。