社会人ノート

仕事や日常生活で学んだこと、そこから考えた想いなどを記録していくブログです

質問1

アウトプット大全より

 

「質問する」というのは最も簡単で、最も効果的なアウトップト法のひとつである。

それも、「他人に質問する」というのが一般的だがまず「自分自身に質問する」だけで、脳は圧倒的に活性化し、必要な情報を集めてくれる。

 

・ある研究より

アフリカの首都を記憶させるという研究で、事前に5択問題を受けたグループと、従来の暗記形式で勉強したグループに分けて実験を行う

翌日にどれだけきおくしているかを再テストした結果、事前にテストをしていたグループは、10〜20%も高い得点を取った

テストや問題を解くことが、勉強や記憶に役立つことは知られているが、まだ勉強していない事柄を、質問してから勉強するだけで、記憶効率が大幅にアップする。

 

「自分が何を1番学びたいのか?」を自分に質問することで、その内容に注意が向くようになる。

話の中で関連する内容が出たら、「それは自分が知りたい内容だ!」と集中力が高まる。

 

・心理学の理論で「カクテル・パーティー効果」というものがある。

100人以上が参加する騒がしいパーティーの中で、自分の名前がパッと聞こえた時自然と反応すると思う。

人混みや雑踏の中でも自分の名前や自分の興味のあるキーワードを自然に聞き取ることができる現象を「カクテル・パーティー効果」という。

 

脳には「選択的注意」というものがある。

脳のGoogle検索機能のようなもので、事前に単語登録しておくと、周囲の膨大な情報の中から、「選択的注意」によって、その言葉の選択的に拾い出すことができる。

この「選択的注意」を発動させるための事前単語登録が「質問する」というツールである。

たとえば、ビジネス書を買って読む前に、「自分はこの本から何を1番学びたいのか?」と自分に問いかけ、紙に書き出す。

それにより、「選択的注意」が働くようになり、脳は本の中からその答えを必死に探すようになり、学びたいことがしっかりと吸収され、記憶に残りやすくなる。

勉強する前、10秒間「何を学びたいか」自分に質問するだけで、学びの効率が大幅にアップする。