アウトプット大全より
ビジネスにおいて究極の成功法則をひとつ挙げるとしたら、「続ける」ことである。
とにかく、続けないと結果は出ない。
しかし、「続ける」ということは一見簡単なことのようで、苦手な人は多い。
そこで、アウトプット大全の著者である樺沢紫苑氏の「続ける」ための「5つの極意」を紹介していく。
1.「今日やる」ことだけを考える
体調が悪くやりたくないと思うことは日々あると思う。しかし、そんな時「とりあえず5分だけやろう」と自分に言い聞かせやってみる。実際5分関してみると調子が上がってきて、いつの間にか30分、1時間が過ぎているということがよくある。
先のことを考えれば考えるほど、「続ける」ことに対してブレーキがかかる。「今日」「今」やることだけを考えることが大切である。
2.楽しみながら実行する
テレビやゲームは、なんの努力もしないのに、毎日続けることができる。「楽しい」とドーパミンが出る。「楽しい」と思えば、努力しなくても、頑張らなくても、自然に長く続けられる。
逆に、「楽しくない」「辛い」「苦しい」と、ストレスホルモンが分泌される。ストレスホルモンは、意欲を低下させてその行動を辞めさせようとする。よって、「辛い」ことを長く続けることは不可能である。
「続けたいことを楽しむ」だけで、持続することができる。「楽しさを発見する」必要がある。
3.目標を細分化する
目標を立てた瞬間、脳は過去の経験と照らし合わせて「無理」と判断する。よって、ドーパミンは出ない。
しかし、目標を「ちょい難」課題にして挑む時、脳は「頑張れば出来るかもしれない」と判断し、ドーパミンが最大限で分泌される。
よく「目標は大きく持て」と言われるが、それだけではダメである。「大きな目標」を細分化して「小目標」を立てるだけで維持可能性、実現可能性を大幅にupさせる。
4.結果を記録する
何かの目標を達成したい場合は、毎日、記録をつけることが大切である。
今していることの記録をつけることで現状を把握でき比較ができる。昨日の結果より今日はより良いものするといったようにモチベーションが上がる。
目標達成までの進捗を記録する。それだけでドーパミンが出やすくなり、圧倒的に「継続」しやすくなる。
5.結果が出たらご褒美をあげる
目標を達成した時ご褒美がもらえると、さらにドーパミンが分泌される。毎日の小目標ではいいとしても、中目標、大目標を達成したときには、ご褒美をあげるべきである。
ドーパミンというモチベーションの「ガソリン」をいかにして補充するかが、「続ける」ためには重要である。
歯を食いしばって、死ぬほど頑張ってもドーパミンは全く出ない。続けるためには逆効果である。楽しみながら、今日1日の小目標に取り組む。その積み上げこそ「継続」に繋がる。