社会人ノート

仕事や日常生活で学んだこと、そこから考えた想いなどを記録していくブログです

勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 (幻冬舎文庫)

 

題 名:「心を整える」勝利をたぐり寄せるための56の習慣
著 者:長谷部 誠
出版社:株式会社 幻冬舎
発売日:2011年3月20日

 

長谷部 誠

1984年1月18日生まれ

静岡県出身

3歳の時にサッカーを始め、青島東小のスポーツ少年団、青島中サッカー部を経て藤枝東高校入学。2001年全国総体準優勝。2002年浦和レッズ加入。2008年ヴォルフスブルクへ移籍。南アフリカ・ワールドカップではゲームキャプテンを務め、4試合すべて先発出場しチームをベスト16へ導いた。AFCアジアカップでは、優勝に貢献した。ポジションはMF。179cm、O型

 

内容

サッカー日本代表でありゲームキャプテンを務めてきた長谷部選手の自己啓発本である。日の丸を背うプレッシャーの中でどのようにしてサッカーや人生と向き合ってきたのかを長谷部選手の「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」から学ぶことができる。

その中から、私の印象に残り取り入れていこうと思う4つ習慣について紹介していく。

 

紹介する4つ習慣

 1.マイナスな発言は自分を交代させる

 愚痴を誰かに言ったとしても現状は改善されない。自分に問題があるかもしれないのにそれらから目を背けるだけである。負の言葉は現状をとらえる力を鈍らせ自分で自分の心を乱してしまう。心を正しく整えるためにも愚痴は必要ない。

 

 2.迷った時こそ難しい道を選ぶ

 人生の岐路に立たされた時長谷部選手は「あえて難しいと思った方を選択する」という。しかし、彼は無鉄砲に壁に目掛けて突っ走っているわけではない。道に迷った時、「どちらが難しい」「どちらが得るものが多いか」を考えるようにしているそうだ。たいていの場合、両者はイコールの関係にある。しかし、そうでない場合もある。それは今自分がいる場所で、何かやり遂げたと言えない場合である。やり遂げられていないのであれば、新たな挑戦をするよりそこに留まり努力する方が、「得るものが多い」。「自分には合わないから」という理由でそこから逃げてしまっていては環境が変わるだけで何も変わらない。

 

 3.孤独に浸かるーひとり温泉のススメー

 長谷部選手は日常生活や仕事などで行き詰まり、将来が不安になった時ひとり温泉に行くという。自分の人生において大切なものな何かと向き合う時間を作るためである。この習慣を選んだ理由は、私自身銭湯に行きそこでゆっくりとした時間を1人で過ごすということが好きであり共感したためである。何か自分の中で焦っていることがあったり、精神的、肉体的に疲労している時よく行っている。友人と遊ぶこともいいが、たまには「孤独な時間」を作ることは自分と向き合い自分の気持ちを整理することができるので必要な時間である。

 

 4.運とは口説くもの

 長谷部選手は今までに様々なタイトルを獲得してきた。彼は、そのすべてのタイトルを獲得した時、必ずピッチに立っていたという。そのため取材などで「長谷部選手は運がいいですね」と言われるそうだ。「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助さんが言う「運」とは、「自分が何か行動を起こさないと来ないもの」だという。サボっていたら運は来ないし、かと言ってがむしゃらに頑張っていても運が来るとは限らない。普段からやるべき事に取り組み、万全の準備をしていれば、運が巡ってくる。アルゼンチンのことわざで、「運は女性のように口説きなさい」という言葉がある。スペイン語で、「運」とは「女性名詞」であることから、何も努力していないのに振り向いてくれる「女性」はいない。「運」も同じようにこちらから必死に口説かなければ振り向いてくれない。

 

上記で紹介した習慣は私の中で印象の深かったほんの一部である。

この本を通してプロの世界で結果を残し続けてきた長谷部選手の心の良さや心の整え方について学ぶことができた。自分と向き合いまた相手ともしっかり向き合う。自分の人生は自分だけのものではない。自分の役割、自分のしたい事を1番自分が理解していなければ発言や行動が中途半端なものになる。自分を理解しコントロールする事こそ難しい事であり大切な事だと学ぶことができた。