アウトプット大全より
説明をすることは、アウトプットを鍛える格好のトレーニングである。
さらに、説明することによって、圧倒的に記憶に残りやすくなる。
たとえば、三角形の面積の公式は「底辺×高さ÷2」であるが、「なぜ底辺×高さ÷2なのか説明してください」と言われたら、なかなか答えられない。
三角形の面積の公式の理由をしっかり説明できると、三角形の面積の公式は絶対に忘れない。
説明することで、「意味記憶」が「エピソード記憶」に変換され、圧倒的に記憶に残りやすくなる。
「意味記憶」というのは、英単語「apple=りんご」の組み合わせのように、関連性の薄い組み合わせのことを言う。
「エピソード記憶」というのは、過去のあった出来事や体験、物語、ストーリーとしての記憶のことを言う。
「意味記憶」は覚えづらく忘れやすい。
「エピソード」は覚えやすく忘れづらい
説明することで、相手の理解も深まり、相手の記憶に定着するだけでなく、説明した自分の記憶にも圧倒的に定着しやすくなる。
「説明する」ことは、最高のアウトプットのトレーニングであり、脳のトレーニングにもなる。